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高知県日高村

一生モノのガーデニング道具。一つひとつ手で打つ、鍛冶職人のこだわり。

大野くわ製造処

親子2代にわたり、約50年間にわたって手作りの鍬を作り続けてきた「大野くわ製造処」。使う人、ひとりひとりに合わせて丁寧に調整し、修理にも対応しています。大量生産にはない温もりと、使う人の手になじむ心地よさがここにはあります。日高村の人々にとって、農具は暮らしの中に根付いた日常の道具。村で唯一残る鍛冶屋として、「大野くわ製造処」は今も地域の暮らしを支え続けています。
“アナタに合わせて作る” 世界にひとつの鍬
「この鍬(くわ)はね、私の体に合わせて調整してあるんだよ。ほんまに使いやすいんよ」


村で出会ったおばちゃんが、少し自慢げにそう話してくれました。この鍬を手がけたのが、大野くわ製造処の職人さん。実はこの道具、ただの“農具”ではありません。


使いやすさのカギは、柄(え)の長さや「ひつ(鍬の柄を取り付ける部分)」の角度にあります。人によって身長も使い方も違うから、それぞれに合わせて、職人が調整してくれるのです。


まさに“オーダーメイドの農具”。しかも、使っていく中で不具合が出れば、修理もしてくれる。道具というより、相棒のような存在になるのも納得です。

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生活に寄り添う、“一点もの”の道具たち
大野くわ製造処では、鍬だけでなく、家庭菜園やガーデニングにも使える手ごろな道具も作っています。


たとえば「根おこし」は、雑草を抜くのにぴったり。「石垣草取り」は、石垣のすき間や狭い場所の草も取りやすいように工夫されています。どれも、シンプルで丈夫、そしてお手入れがとても簡単。使った後は、土を水で洗い流して布でふき、風通しのよいところで乾かすだけでOK。


しっかりと熱して、叩いて鍛えた金属は、とても丈夫で壊れにくい。だからこそ「一生モノ」として、長く大切に使えるんです。

村の暮らしを支える、唯一の鍛冶屋さん
かつて日高村には、鍛冶屋が5〜6軒ほどあったそうです。でも今では、大野くわ製造処が村で唯一の鍛冶屋になってしまいました。村の人たちは、専業農家でなくても、家の庭や畑で野菜を作るのが当たり前。だから農具は、特別なものではなく、暮らしのすぐそばにある日常の道具なんです。


そんな日高村の暮らしを、静かに、でも力強く支えているのが、大野くわ製造処の鍛冶職人たち。親子二代で受け継がれた技術と想いが、今日も一つ一つの道具に込められています。


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ふるさと納税を通じて広がるご縁
ふるさと納税をきっかけに、「こんな道具を探してた」と全国の方から声をいただくことが増えました。「長く使えるなら、ちょっと高くても大事にしたい」そんな気持ちに応えるものづくりが、少しずつ届いています。


大量生産が主流の今だからこそ、手作業で、心を込めて作る道具の価値を感じていただけたら嬉しいです。暮らしのそばに、長く寄り添ってくれる一生モノの相棒を、ぜひ手に取ってみてください。

返礼品

鍛治職人が作った 石垣の草取り
鍛治職人が作った 石垣の草取り
隙間に生えた雑草、小さな草を取るのに便利!
鍛治職人が作った 根おこし
鍛治職人が作った 根おこし
小さな力で根が深い雑草も簡単に抜ける!

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